大中尚一です。

 

先日の記事で

「プロフェッショナル起業」

について書きました。

 

いまは「起業」が当たり前の選択肢になってきましたが
起業する人というのは、まだまだ日本においては少数派だなあとも思います。

 

もっと増えたら面白いのにと思う反面

給与をもらって働く身から、自分で売上を作る身になるのって
普通の感覚だと難しいかなあとも思います。

 

でも、起業って面白いんです。

山ほどしんどいこともありますが
とんでもなく楽しいこともたくさんあります。

少しでも元気な起業家さんが増えてほしいなあ。
そう思って、「プロフェッショナル起業」について書いてみます。

 

「起業」という選択肢

「起業」という言葉を、よく耳にするようになりました。

アベノミクスが打ち出す成長戦略のうちのひとつが「産業の新陳代謝とベンチャーの加速」ということもあり、起業をすることへの後押しも世の中の雰囲気としてはある気がします。

経団連も、社員の副業・兼業を容認する方向に向かっているという記事も出て(推奨はしないらしいですが)

金融機関も、時代の要請を受けて創業への融資はしてくれやすいみたいで
「独立」「起業」への追い風が吹いているのかなあ、という感じがします。

 

ちょっと前ですが、中学生(小学生だったかな!?)がWeb上でデザインの仕事を低額で請け負い、「プロに頼むよりセンスがいい。安いし」ということでけっこう選ばれてるというニュースもありました。

インターネットの普及は、起業することのハードルを限りなく下げてくれました。

 

誰かに命じられてやるのではなく
自分で決めて生きたい

そう考える人には
「起業」というのは魅力的な選択肢なんだろうなあと思います。

 

日本人には起業家精神が欠けている!?

かくいう僕も起業した一人ですが
当初は随分心配されました。

そのあたりの話はまた別の機会にお話しますが
10年ほど前はまだ

「起業」

という選択肢への理解は、現在よりは随分低かったように思います。

 

その理由としては

日本人はリスクを取りたがらないから
起業家精神に欠けているから

とか言われてました(今でも言われてますね)。

でも、本当にそうでしょうか。

 

Panasonic、Honda、ソフトバンク、日本電産、Toyota・・・
日本の名だたる企業も、元を正せば一人の起業家が、リスクを取って生み出したものです。

もっと言えば
三井・三菱と言った財閥グループのような巨大企業も
何十年・何百年と続く老舗企業も

日本には山ほどあります。

もともとそれらの企業も、誰かが興したもの。
リスクを取って、起業家として生きた誰かがいたから、今この世に存在するわけです。

そしてそのDNAはどこから来ているかというと(ちょっと歴史的な話になりますが)
江戸時代に朱子学が公式の学問とされる前の

「商売」に対する偏見がまったくなく
自分の力量で生き抜いていかなければいけなかった戦国乱世の日本人から来ているのではないかなあと思います。

 

織田信長や豊臣秀吉なんかは
ある意味巨大なベンチャー創始者ですし(がんがん商売してましたから)

日本をいわゆる「鎖国」する方針を打ち出した徳川家康だって、朱印船貿易で海外とは積極的に交易したわけですからね。

そしてその次代、数多くの人が

成り上がるため
家族を守るため

自らの才覚で業を興し
それが社会の活気を生んでいたという

そんな歴史的な背景があります。

 

そもそも江戸時代も
江戸幕府の中央集権体制だったと思われていますが
何百という大名家が存立するある種の連邦制国家でした。

そしてその中には
幕府の目が届かないのをいいことに、禁じられた密貿易をしていたような藩もあったし
朱子学の普及によってもたらされた商売に対する偏見をものともせず、たくさんの業が興ってもいます。

 

そして明治・大正と
海外の文物を再び積極的に取り入れ
さまざまな産業が興り、そして企業が生まれました。

そもそも日本人が集団行動を得意とすると言われるようになったのも
明治に入ってからの、工場労働に適した人材を作るために始められた集団教育の影響です。

それ以前の日本人は決して集団行動が得意だったわけでもなく
むしろ権威に反発し、個人として生きる気質の方が強い民族でした。

寺子屋なんか、個々の学習進度に合わせて教えてたわけで
集団としての規律もへったくれも・・・(以下自粛)

※余談ですが、最近の日本人が個人主義になったと嘆いたりされますが、アメリカの影響というより、むしろもとに戻ってきたと言うべきかなと思います。

つまり、もともと日本人にはいわゆる「起業家精神」が欠けているわけではなく、社会の仕組みが起業しにくい方向に作られていただけと言えます。

 

しかし最近の社会の流れは
日本人がもともと持つ「独立起業」の性向を後押ししています。

 

もちろん、制度上足りない面はたくさんありますし
起業したからって、誰もが大成功するわけではありません。

誰かが守ってくれるわけでもないですし。

 

それでも

賃金もなかなか上がらず
大企業ですら、もっと言えば地方公共団体ですら倒産する時代。

そんな中で「起業」という選択肢は
これからを生きていく日本人には
すくなくとも検討することを避けて通れない選択肢ではないかなと思います。

 

その「起業」にもいろいろな種類があります。

成功しやすいパターンもあれば
失敗しやすいパターンもあります。

次回以降、そんな話もしていきます。

では、今日はココまで^^

次回をお楽しみに。

 

メルマガも発刊しています。
ぜひご登録ください^^