先生業の定義

弊社は、先生業のサポートを行っています。

 

先生業の方って、勉強熱心で成長意欲が高い方が多いですが

・ノウハウはたくさん学んでいるけど、使い切れていない

・チャレンジしたいことがあるけど、時間が足りない

・より成長したいけど、具体的な行動に移し切れない

といった課題を多かれ少なかれ持ってらっしゃいます。

 

そういった方々に対して

ノウハウをお伝えするのではなく、具体的に行動し成果を出すためのサポートを、パートナーとして行う

というのが、弊社の役目です。

 

・・・という説明をみなさんにしてるんですが

 

「先生業ってどんな人のことですか?」

と訊かれることがあります。

 

そういえば先生業って、産業分類上の正式名ではないんですよね。

 

ということで!? 先生業とはどういう人かを勝手に定義しつつ

先生業の分類や

起業家や経営者とは違うのか

などについても解説していきます。

 

ご参考に。

先生業の定義

専門的な知識やノウハウを伝えることで、対象に異なる結果を促す人

を先生業と定義しています。

 

ポイントは2つで

伝える

異なる結果を促す

の2点。

 

持っている知識やノウハウを伝え

対象をそれまでとは異なる地点まで連れて行く

 

伝え方にもいろいろあるし

結果と言っても程度の差はありますが

 

基本的にはこの2点が、先生業か否かのポイントかなと思います。

 

今は、いろんな媒体で気軽に自分の考えを伝えられる時代なので、そういう意味では多くの方が広い意味での「先生業」に当たるかもしれません。

先生業の分類

その先生業、伝える対象によって大きく4つに分類できます。

 

これは僕のオリジナルではなく、

コンサルティングビジネス専門のコンサルタントであり

株式会社ドラゴンコンサルティング 代表取締役社長である

五藤万晶(ごとうかずあき)先生

に教えていただいたことなんですが

 

ビジネスシーンの方・団体が対象か、それ以外の一般の方が対象か

一人〜少数が対象か、大人数が対象か

の掛け合わせで、4つに分けて考えられます。

 

1.ビジネス・少数

2.ビジネス・多数

3.一般・少数

4.一般・多数

の4種類。

 

1は、経営者や経営幹部の方が当てはまります。

意思決定権者であり、決裁権もありますね。

 

2は、研修やビジネスセミナーに参加する人をイメージしていただければいいかな。社員・組織の一構成員であれば、多くの場合決裁権はありません。

 

3は、カルチャーセンターや趣味のサークル。協会ビジネスなんかはこちらで展開しているところが多いですね。あと個別指導塾なんかもここかな。

 

4は、一番わかりやすいのは学校です。あと集団指導の塾・予備校。

 

ポイントは

・決裁権がだれにあるか

・支払いの単価が高額か否か

です。

 

決裁権で分けると

1・3は決裁する人とサービスを受ける人が同一

2・4は原則、決裁する人とサービスを受ける人が異なる

 

単価で分けると

1・2は高額になりやすく

3・4は低単価に収まりやすい

と言った特徴があります。

 

先生業の方は、自分がどこで勝負しているのか、どこを主なフィールドにしたいかを考えるといいのではないかなあ。

先生業の種類

定義のところでお伝えしたとおり、いまはいろんな伝達手段があって、自分の想いやノウハウを発信している人がものすごく増えました。

 

ので、「先生業の種類」といってもそれこそ無限にあるのですが、代表的なものは下記かなと思います。

 

◆士業 

「サムライ業」とか言われます。国家資格をもとに、専権事項を行う人。

弁護士や税理士、公認会計士・社労士・行政書士・司法書士・弁理士・中小企業診断士・不動産鑑定士などなど。

 

◆コンサルタント

増えましたね。コンサルタント。僕もそうですが。

特定分野の専門知識・ノウハウをもとに、顧客の課題を解決する人です。

 

◆コーチ

こちらも増えました。コーチングを教えているようなスクールでも、コーチの定義を明確にしているところはないようなので、勝手に定義すると

対象の自発的行動を促して、目標達成に近づける人

なのかなと思います。

 

コーチとコンサルタントの境目が曖昧ですが

 

コンサルタント 特定の枠組みを提供し、課題の解決や一定の目標の達成を請け負う

コーチ 対象の自発的行動によって、課題の解決や目標達成を促す

 

ことが違うかなと。混同されてる場合も多いですが

 

このほか

 

カウンセラー

FP・保険営業

セラピスト

インストラクター

トレーナー

研修講師

セミナー講師

 

などなど。

 

他にもいろんな職業があると思いますし、どんな職業でも先生業化できると思ってますが、代表的なところはこんなところかなと思います。

 

各自の特徴は、おいおい解説していきます。

 

YouTuberはどうなんですかとか、bloggerやアフィリエイターはどうかと聞かれることもあるんですが、それらはどちらかというと「手段」の部類ですね。

 

コンサルタント×YouTuber

 

と考えるといいかなと思います。

 

先生業・専門家・起業家・事業家・経営者

事業・ビジネスをやっていると

起業家

事業家

経営者

という肩書きによくいきあたります。

 

で、先生業があって、あと「専門家」とも言ったりしますね。

で、どれやねん、と(笑)。

 

正直、お客さんからしたらなんでもいいんですよね。

 

課題の解決さえしてくれればいいので、肩書きがなんだろうがキャッチコピーがどうだろうか、どうでもいいです。

 

…が。

 

先生業は、それではいかんのではないかと思います。

 

先生業は

専門的な知識やノウハウを伝えることで、対象に異なる結果を促す人

であと定義しました。

 

伝えるのに使うのは、言葉です。

 

その言葉の定義が曖昧であれば、当然成果も曖昧になります。

 

自分が何者なのか。

どんな人を対象に仕事をするのか。

 

そこが曖昧であれば、出る結果・成果は曖昧でゆるくなるのは当然。

 

なので、あえて厳密に定義してみます。

 

先生業は定義しました。

 

専門家は文字通り

特定の分野で専門性を持っている人

です。

 

プロフェッショナルとも言いますね。

 

先生業は、専門家の中の一分野と捉えていいと思います。専門のスキルや知識を伝えるわけですから。

 

※ちなみに「タレント」と「プロフェッショナル」と「エキスパート」にも違いがあるんですが、煩雑になるので省きます。おいおいお話しします。

 

では、先生業は、起業家や事業家、経営者とは異なるのでしょうか。

解を言えば、異なるわけではなく、仕事の進め方によってどれに当てはまるかが異なります。

 

起業家・事業家・経営者は

広い意味では「経営者」とひとくくりにできます。

 

が、事業・会社のステージや置かれた状況によって、求められる才覚は異なってきます。

 

「起業家」はよくいわれる「0→1」です。

何もないところからサービスや製品を立ち上げる段階。

 

有名なスティーブジョブスやマーク・ザッカーバーグなんかは起業家ですね。あと、本田宗一郎や松下幸之助もそうです。

 

世の中にまだない製品・サービスを生み出し、社会を変えるような存在。

 

経営者の中でも、真の意味での「起業家」は、あまりいません。

0から1を生み出し定着させるというのは、天の時・地の利・人の和が揃ってないとできないですし、運も味方につけないといけません。当然才能も必要で、そんな人めったにいないです。

 

で、先生業は、すでにある専門分野のスキルや知識をお伝えする・活用する人なので、そもそも0から1を生み出すのとは相性がよくない。

 

なので、先生業でかつ起業家という人は、あまりいないですね。

 

最近はMoney ForwardやFreeeなどの会計Techサービスや、人事労務系のHR Techサービスもでてきているから、一概には言えませんけどね。

 

次に事業家。

立ち上がった製品・サービスを、成長して安定して利益を出すまでにする段階です。せっかく生み出された斬新な製品やサービスも、安定して利益を出すことができなければ、お客様に届け続けることもできません。

 

いわゆる1→10のステージです。

 

で、先生業で独立起業する人は、ほとんどこの事業家からスタート。もともと世の中にある知識やノウハウに習熟して専門性を磨き、それを伝えて事業を成長させていくわけです。

 

なので、世にある専門性を武器にして先生業をやっているのに「起業家」と名乗っている人は、論理的に矛盾した存在です。まあ、あくまで論理的に、なので、そんな気にしなくてもいいとは思いますが(笑)

 

そして経営者。

10まで育った企業を、100やそれ以上に持っていく段階。

規模を大きくするのもそうですし、事業の複線化も該当しますね。事業を着実に管理運営する手腕が問われます。

 

プロ経営者と言われる人が増えてきましたが、彼らに求められているのはこの部分。けっして起業家のような役割を求められているわけではありません。

 

先生業で言うと、一人では売上規模が限界に来たので人を雇ったり、新規事業に乗り出したり、M&Aしたりというステージです。

 

士業で多いのが、事務所規模の拡大やコンサル会社の設立なんかが多いかな。

 

自分は先生業で、かつ起業家なのか事業家なのか、はたまた経営者なのか。

 

それによって学ぶべきことも変わりますし、顧客層も変わります。

 

まだ1を始めたばかりのコンサルタントが、10から100を目指す企業の経営コンサルティングなんて、本来はできないんですよね。経験したことないから。

 

でも、コーチングなら可能です。

あるいは、コールセンターの立ち上げ経験が豊富なので、そのコンサルティングならプロジェクト的にできます。

 

自分が度の段階にあるかを知るのは、適切なお客様を見つけるのにも必要ではないかなと思います。

 

「先生業」と一口に言いますが、これだけ分類があり、性格が違います。当然、どれに該当するかでとるべき施策も変わってきます。

 

知識やノウハウを学ぶのがとても大切ですが、自分に必要なものを取捨選択したいですね^^

 

それでは今日はここまで  

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