『キングダム』に見る自らの役割の見つけ方・活かし方

僕の周りでも『キングダム』が密かにブームです。

 

以前から読んでる人

最近はまった人

 

いろいろですが、聞いてると捉え方はそれぞれですね。

 

戦略

チームビルディング

リーダーシップ

 

いろいろわかりますが

 

今日はそのうち

「役割」

にフォーカスしてお話ししてみたいと思います。

 

『キングダム』に見る自らの役割の見つけ方・活かし方

天下の大将軍

本作の主人公、信(李信)。

 

奴隷の身分から、秦王・政のピンチを救うことで兵となり、今や5千人将にまで上りつめましたね(2019年6月現在)。

 

まさに成り上がり・下剋上。

 

戦国七雄の残りの六カ国(燕・斉・楚・漢・魏・趙)においては、秦よりも身分の固定化が進んでいたので、この躍進はあり得なかったでしょう。

中華からやや離れ、法家思想を取り入れていた秦ならではだと思います。

 

それはさておき、信の躍進ぶりと、それに比例しての成長ぶりはすごい。

 

夢を語るだけでなく、それに見合うだけの努力・準備を徹底的に行い、常に先頭切って命を張る。

 

いわゆるスタートアップ起業家ではなく

目標を設定し、超早いPDCAを回して、だれよりも行動して達成する型の事業家に近いですね。

 

あるいは、営業担当の役員とか。

 

世の中を変革するような誰も見たことのないビジョンを描いたりするのは不得手ですが、ひとたびそのビジョンに共感し、かつ目標もはっきりすれば、だれよりも心強いタイプです。

 

信のように、目標さえ決まれば脇目もふらずに行動できるタイプの人は、PDCAを回すことを基本とした働き方や職種がおすすめです。

 

もし起業する場合は、世の中にないものを生み出すよりも、すでにあるものを広める・大きくすることに力を注いだほうがいい。

 

人間力・コミュニケーションが得意なら営業

観察・分析が得意ならマーケティング

はいいと思います。

 

もちろん、好き嫌いや合う合わないはありますけどね。

 

理想に燃える若き王

秦王・政。後の始皇帝。

 

中国史上では夏の傑王・殷の紂王・隋の煬帝と並ぶかそれ以上に悪者の代名詞ですが、本来は世界でもベスト3に入る名君です。

 

あとの二人は誰やねん、というところですが

僕的には

ローマ帝国を創ったカエサルとその後を継いだオクタヴィアヌス

ですね。

 

あとは人によって

唐の李世民

元のクビライ

オスマン帝国のスレイマン1世

ムガル帝国の2代目 アクバル

などなど、複数候補がいるかなと思います。

 

ただ、ほかが誰であれ、始皇帝は絶対入ります。

 

それだけ偉大な存在だったのが、この始皇帝。

 

それはなぜかというと、

今に続く中国の枠組みを、2千数百年前に確立したから

にほかなりません。

 

文字の統一や度量衡の統一は言うに及ばず

中央から官僚を派遣しての中央集権制は、始皇帝の時代から現代まで続いています。

 

他国・地域で、中国ほどの広大な地域を中央集権でまとめられるようになるのは、少なくとも1000年は後。

 

ヨーロッパはいまだに小国分立状態で、EU統合がようやく進んでますし

日本も中央集権が実現したのは、ようやく19世紀も後半になってから。

 

いかに始皇帝が堅牢な仕組みを作り後世に残したのかがわかります。

 

そんな彼は、戦場で先頭切って戦ったわけではなく、あくまで統治者。

 

誰もが見たことがないようなビジョンを示し、グランドデザインを描き、人を動かして目標を実現していきました。

 

まさに、世界を変えるサービスを世に提供する、偉大な起業家。

 

イーロン・マスクやピーター・ティールなんかが近いかな。

 

スケールの大小はともかく、世の中を変えるようなサービスを描き、人の気持ちを揺さぶるようにストーリーを語り、人を動かすこともうまいのであれば、スタートアップ企業家を目指すのはいいと思います。

 

が、正直ほとんどいないと思います。

 

世の中の多くの自称スタートアップ起業家は

そこを認識してない人が多いですね〜。

 

まあ、ぼくは全く適性ないので、偉そうなことは言えませんが(笑)

 

「おっさん」とよばれても

次なるは、偉大な脇役・昌文君。

璧(へき)と合わせて、お笑いツートップでもあります(笑)

 

昌文君というのは、称号のようなもの。

日本でいうと、秋篠宮みたいなもので、本名は不明です。

 

史実でも丞相(宰相。首相のようなもの)にまでなっている人で、文官のトップとして始皇帝を支えました。

 

コミック上ではこの人、もともと武将として活躍していたわけですが、政(始皇帝)を支えるために文官に転身したことになっています。

 

史実でももともとは武将だったようで、コミック上では信に「おっさん」とよばれる面白キャラですが、文武両道の優秀な人物だったことが推察されます。

 

この人の役割を一言で言うと

実直で万能型の補佐役

ですね。

 

起業家・事業家・経営者としては、いてくれたら嬉しい人材トップ3に入る人材です。

 

織田信長にとっての明智光秀もこんな感じですね。

(コミック上では)苦労人、というところも共通しています。

 

もしあなたがこのタイプなら、先頭切って切り開いていくタイプの起業や仕事のやり方はあまり向かないなと思います。

 

まとめ役・補佐役としての働き方

 

独立してやるなら、コンサルや士業なんかは向いてるでしょうね。

 

あるいは、切り開いていくタイプの人を雇うか。

 

そんな感じが良いと思います。

 

智で武を凌駕する

4人目。

李牧。

 

趙の将軍にして軍師。

現在のところ、信そして秦国の最大の障壁ですね。

 

秦の昌平君と同じく、戦っても強いと思いますが、真骨頂は智略。

 

とくに、局所戦における戦術よりも、より大局的に戦略を練り大局を動かすタイプです。

 

このタイプの特徴としては

・感情が読みにくい

・いつも思考を巡らせている

・基本、全体を見ている

 

あなたの周りにもいませんか?こんな人。

 

日本でいうと竹中半兵衛

漢の高祖を補佐した張良

なんかもこのタイプです。

 

このタイプは、情熱があっても見えにくい。

ので、多くの人をひきつけて動かしたり

 

先頭切って切り開いていく

というのは向いていないですね。

 

やっても空回りしやすい。

 

ただ、その静かな情熱や能力・識見を評価してくれる人は一定数存在します。

 

なので、一般受けを狙うより、そういった評価してくれる人のために働くとかがいいかなと思います。

 

まちがっても、スティーブ・ジョブスとかは目指さないほうがいいですね。

 

『キングダム』には、この他にも個性豊かなキャラクターが出てきます。

自分が共感するキャラクターの思考・行動特性を把握して真似ると、思わぬ自分の役割を見いだせる・・・かも^^

 

それでは今日はここまで。

 

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